吉田修一
作家の吉田修一さんの本はいつもついつい読んでしまう。そして映画化されるとついつい見てしまう。
さよなら渓谷という映画を昨日は見た。もともと小説も読んでいたんだけど映画は凄い良かった。まあ細かくあらすじ書くのは面倒なので簡単にいうと、レイプされて人生が狂ってしまった女性とレイプをした男性の物語なんだけどその二人が一緒に住んでるんですよ。
詳しくは映画を見てもらうとわかるんですけど、この映画(悪人もそうだけど)はとにかく後でついつい色々と考えてしまうんです。しかも扱っている主題から自然と人間とはなんなのかという追求に至っていく。
映画が終わった後、数日間はジワジワと何故あの時あいつはあんな事をした?あんな事を言った?そんな事を激しく考えてしまうんですよ。そこが吉田修一の作品の好きな所なんですよね。後効きなんですよ。
インスタントな作品に嫌気がさしてる方は是非お試しあれ。